2007年3月17日 (土)

麦味噌ケーキ

味噌をいただいた。

母のお友達の、そのまたお友達の、手作りの麦味噌のお裾分けである。

…極上の麦味噌である。馥郁と麹が香り、奥深く、麦味噌独特の甘みを感じさせる風味、豊かな味わい。

「ううむ、おいしいー」、
と味わうにつけ、どうしても、拵えた方のこと、やってきた経路のことに思いが及ぶ。

 母のお友達は、電車でごとんごとん、乗り換えて数駅。そのまたお友達は、九州。農園をやってらっしゃる方だという。自家製の最高の材料を、自分で仕込む。熟成する。世界唯一のお味噌なんだと思うと、いっそうおいしく、豊かな気持ち。お友達からお友達へ、そのおいしい幸福を分けてあげたいという好意の連鎖からやってきた由来を思うと、さらに心身の悦びは、倍増。
 「ううむ、まさに、一期一会の豊かな味」と感覚し、丁寧にココロに思うことによって、私の五感は鋭く精神に通じ、私の一瞬は豊かになり、私の心身は、面識のない遠いとこにいる方、それを伝えてくださった方に感謝する悦びを知ることができる。

 日々の出来事、五感の受け取るモノやコト、ひとつひとつの限りなさを、ミクロからマクロへ、外から内へと流れるように感じるという無限の可能性。
 ちっぽけな私の存在、私の暮らしであっても、深く広く生きる豊かな幸福、至福を感じることができるのだという感覚を、できるだけいつでも、もっていたいなあ、なんてしみじみ。

「食育」って、こういうことをいうのかしらん。

…ということで、この深いあまさ、ウマさは、ヤマモモ菓子ゴコロを甚く刺激し、当然、帰結は、麦味噌ケーキとあいなったんである。みそぱんやら味噌松風とかも、おいしいんだから、当然ケーキ素材としてバッチグーなはず。

 どっしりがっしりかみ締める風味重視のバターケーキ。風味のある赤砂糖もひかえめ、ナッツ刻み込んで、市販のキャラメルも刻み込んで、滋養たっぷり麦味噌キャラメルケーキである。黒ゴマもたっぷりふって、こんがり。

 気取らない、地味で無骨なおやつケーキだけど、ミルクコーヒーのお供に好評な実力派になりました。

 …それにしても、いや、この焼き上がりの香り、うっとりですわあー。

 Misocake

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2006年9月13日 (水)

カーメリタ

 遡って、9日土曜日の写真。

 「カーメリタ」。

 変わった名前、由来のあるもの、初めての手法のレシピには、心がうずうず。

 いみじくも9月、焼き菓子の恋しくなる秋である。
 割と簡単、材料もちょこっと買い足せばOK、ヨシこれだーっと、レッツゴー。

 アメリカのカフェーなんかで見られるものみたいです。
 からす麦の黒砂糖生地の間に、刻みナッツやチョコチップをたらふく並べて、キャラメルクリームやコーヒークリームソースを潜ませる。シナモンも合いそうなので、振り掛ける。

 焼き菓子の香り。
 秋には特に、懐かしく恋しい、ふんわりの気持ちをそそる。

 キャラメル色に焼きあがる、香ばしいキャラメルナッツの香り。

 一生懸命拵えたので、喜ばれるために拵えたので、喜ばれないと悲しいので、それで一生懸命拵えるのだ。論理くるくるねじりながら、丹念にチョコを刻む。

 うまあくなーれ、香りよくなーれ、ふわふわになーれ、と歌いながら、ふんわりいい香りのソースをかき混ぜる。

     Carme_3

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